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太陽の熱を抱いたまま踊り続ける一夜
月の夢を抱いたまま嘆き続ける一夜
命がけの千夜の果ては
愛か、絶望か――
goldfish
sette
racclta di racconti arabi
むかし、ペルシャにシャフリヤールという王がいた。
王は最初の妻の不貞により女が信じられなくなる。
毎夜処女を抱いては翌朝殺す凶行を繰り返し、やがて国には乙女がいなくなってしまった。
大臣の娘シェヘラザードはそんな王の狂気を鎮めるため、父に王との結婚を志願する。
彼女は妹と共に王の寝所へ向かう。
そして、
…頃合いを見て妹が言う
「お姉さま、いつものようにお話をして」
王とシェヘラザードの千夜がはじまる。
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